新年会の挨拶は何を話せば良い?失敗しないポイントを徹底解説

公開日:2024.12.22 / 更新日:2024.12.26

年が明けたら様々な企業や団体が新年会を開催します。新年会で必ず行うのがその年を活発に過ごせるように挨拶が行われます。

新年会で挨拶する方は、このような疑問はありませんか?
「新年会での正しい挨拶の順番を知りたい」
「新年会で挨拶する際のポイントは?」

「基本的な新年会の挨拶の流れ」や「正しい挨拶の順番」などについてご紹介していきます。
実際の挨拶文も記載しているので、新年会の挨拶を控えている方はぜひ最後までご覧ください。

新年会の基本的な流れ

忘年会の挨拶の様子

新年会は、新しい年の始まりを祝うとともに、参加者間の親睦を深め、モチベーションを高める機会です。挨拶と進行の段取りが成功の鍵を握ります。本稿では、新年会での挨拶の基本的な構成と進行のポイントについて詳しく説明します。

挨拶の構成

1. 開会の挨拶

司会者が新年会の開始を告げる最初の挨拶です。この挨拶では、明るく元気な声で場の雰囲気を和ませることが重要です。

例: “皆さま、新年あけましておめでとうございます。本日はお忙しい中、新年会にご参加いただき、誠にありがとうございます。それでは、ただいまより新年会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。”

2. 主催者の挨拶

主催者や代表者が、新年の抱負や感謝の気持ちを述べます。この挨拶では、以下の点を意識しましょう。

  • 過去一年の振り返りと感謝
  • 新年の展望や期待
  • 参加者への感謝の意

例: “改めまして、新年あけましておめでとうございます。昨年は、皆さまのご支援のおかげで素晴らしい成果を挙げることができました。本年も、新しい挑戦を続けながら、さらなる成長を目指してまいります。本日は、日頃の感謝の気持ちを込めて、楽しい時間を共有できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。”

3. 来賓の挨拶

特別なゲストや来賓が出席している場合、その方からの挨拶をお願いしましょう。事前に挨拶内容の概要や時間を共有しておくとスムーズです。

4. 乾杯の挨拶

乾杯の挨拶は、新年会の雰囲気を一気に盛り上げる重要な役割を担います。指名された方が簡潔に挨拶を述べた後、全員で乾杯を行います。

例: “皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年も健康と成功を祈念し、楽しいひとときを過ごしましょう。それでは、乾杯!”

新年会の進行のポイント

1. 準備とリハーサル

  • プログラムの作成
  • 参加者リストの確認
  • 必要な機材(マイク、スピーカー、スクリーンなど)の準備
  • 司会者と主催者のリハーサル

2. タイムスケジュールの管理

時間通りに進行するため、各セクションの持ち時間を事前に設定します。以下のようなタイムラインを作成すると良いでしょう。

  • 開会の挨拶: 5分
  • 主催者の挨拶: 10分
  • 来賓の挨拶: 10分
  • 乾杯: 5分
  • 食事・歓談: 60分
  • 余興やゲーム: 30分
  • 閉会の挨拶: 5分

3. 場の雰囲気作り

新年会の雰囲気を盛り上げるために、以下を考慮します。

  • 笑顔で接する
  • 軽快なBGMの選定
  • 照明の調整
  • 席の配置(グループ間の交流を促進)

4. 余興やゲームの実施

参加者全員が楽しめる余興やゲームを用意しましょう。例としては、ビンゴゲーム、クイズ大会、グループ対抗ゲームなどがあります。景品を準備しておくと盛り上がります。

5. 閉会の挨拶

新年会の最後を締めくくる挨拶では、参加者への感謝の意を述べ、次回のイベントや活動への期待感を高める内容を含めます。

例: “本日はお忙しい中、新年会にご参加いただき、誠にありがとうございました。本年も皆さまと共に素晴らしい一年を過ごせるよう、一層の努力をしてまいります。また次回のイベントでお会いできることを楽しみにしております。それでは、これにて新年会を閉会いたします。”
以上が、新年会の挨拶と進行のポイントです。準備をしっかり整え、参加者全員が心地よく楽しめる会を目指しましょう。

新年会の挨拶は、通常の形式に加えてユニークさを取り入れることで、参加者に強い印象を与えられます。
以下は、新年会の挨拶にユニークさを加えるための詳細な説明文です。
この例文は、ユーモアや個性、そして参加者との親近感を高める要素を組み込んでいます。新年会の場を活気づけ、心温まる雰囲気を作り出すためのヒントとともにお伝えします。

新年会のユニークな挨拶内容

1. はじめの挨拶に込めるユニークさ

最初の挨拶は新年会全体の雰囲気を左右します。ユニークなスタートを切ることで、場を和ませると同時に注意を引きつけます。例えば、以下のような自己紹介を含めてみてはいかがでしょう。

「皆さま、新年あけましておめでとうございます!ただいま、新年を迎えた最初の大事な役割として、この場で皆さまにご挨拶するという栄誉に預かりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新しい年を迎えるにあたり、私の個人的な新年の目標を一つだけ共有させてください。それは、『忘れ物を減らすこと』です!実はこの挨拶文をさっきまでどこに置いたか忘れて探しておりました(笑)。そんな私ですが、今年も元気に、笑顔を絶やさずに頑張りたいと思います。」


こうした少し笑える話題や自虐的な要素を取り入れると、参加者はリラックスしやすくなります。また、司会や出席者に突っ込みを入れる余地を作ると、会話が弾むきっかけになります。


2. 時事ネタを活用して共感を得る

新年会では、その年のトレンドや時事ネタを取り入れることで、挨拶が新鮮かつ共感を呼びやすくなります。


「2021年は東京オリンピック、2024年といえば、パリでのオリンピックが開催されましたね!私もそれらを機会に健康を意識して何かスポーツを始めてみようかと思っています。ただ、過去の経験から言うと、スポーツ用品を揃えるところで満足してしまいがちなので、皆さん、続けられるように応援してくださいね(笑)。」


スポーツやエンターテインメント、最近のニュースに触れると、参加者の興味を引きやすく、会話のきっかけにもなります。

3. ユニークなエピソードを盛り込む

自分の体験談を交えることで、オリジナリティが生まれます。特に、少し笑える話題や、ほのぼのとしたエピソードを共有すると、親近感が湧きます。


「実は昨年末、大掃除を頑張ったおかげで、自宅の押入れから20年前の写真アルバムが出てきました。懐かしい写真の中には、自分でも驚くほど若い頃の姿がありましたが、同時に『当時の服のセンスがなんだこれ!?』と自分で突っ込んでしまいました(笑)。でも、そのアルバムを見ながら、初心を思い出し、今年はもっと積極的に過去の自分を超えたいと思っています。」


こうした身近なエピソードを交えることで、聴衆は話を身近に感じ、笑顔が広がります。

4. ポジティブな未来への展望を述べる

新年会では希望に満ちたメッセージを共有することが大切です。さらに、それをユニークな形で表現すると、より印象深いものになります。


「今年のテーマを一言で言うなら『挑戦』です。ただ、普通の挑戦ではなく、『面白い挑戦』をしてみたいと思います。例えば、苦手な料理を克服して、皆さんに美味しい手作りお菓子を持ってくる、なんてどうでしょう?ただし、最初に試食するのは勇気のある方限定ということで(笑)。」


こうした具体例を挙げると、参加者にも親しみが湧きやすくなります。

5. 締めの言葉をユーモラスかつ心温まる形で

挨拶の最後には、感謝の気持ちを述べるとともに、温かみのある締めくくりを心がけます。


「最後になりますが、皆さまが健康で笑顔あふれる一年を過ごされることを心よりお祈りしています。そして、私自身も今年は笑顔を絶やさずに頑張ります。ただ、その笑顔が乾杯の前に緊張で引きつらないように、ここで深呼吸を一つ…ふうっ!それでは、改めまして、今年もよろしくお願いいたします!」


6. 参加者を巻き込む工夫

挨拶の中で、参加者に問いかけを行うことで、双方向のコミュニケーションを生み出します。


「皆さんは今年、どんなことに挑戦してみたいですか?隣の方とぜひこの後、話してみてくださいね。そして、私にこっそり教えていただけたら、私も便乗して挑戦するかもしれません(笑)。」


こうした仕掛けをすることで、挨拶が単調にならず、会場全体の一体感を高める効果があります。

7. 笑いと真面目さのバランスを取る

新年会の挨拶では、ユーモアと真面目さのバランスを取ることが重要です。ユーモアに偏りすぎると軽い印象を与える可能性がありますし、逆に真面目すぎると堅苦しくなりがちです。両者を適度に組み合わせることで、自然で魅力的な挨拶を作り上げることができます。


「この場をお借りして、皆さまに一つだけ真剣なお願いがあります。今年一年、皆さまの力を借りながら、チーム一丸となって素晴らしい成果を上げたいと思います。とはいえ、もちろん無理は禁物ですので、適度な休息とリフレッシュも忘れずに。笑顔がチームを明るくする最高のエネルギー源ですからね!」


総括

ユニークな新年会の挨拶を作るポイントは、自分らしさを表現しつつ、参加者を巻き込むことです。エピソードやユーモア、時事ネタを取り入れつつ、ポジティブな未来への展望を語ることで、心に残る挨拶となります。ぜひ、このようなアイディアを参考に、皆さんにとって特別な新年会を演出してください!

新年会の挨拶での注意点

新年会の挨拶は、単なる儀礼的なスピーチではありません。集まる人々にとって、「新しい年の希望や方向性を共有する場」でもあります。この機会を最大限活かすには、以下のポイントを念頭に置くべきです。

1. 聞き手の背景に配慮する

挨拶をする場の性質や、出席者の属性を事前に把握することが重要です。職場の新年会と地域の親睦会、または友人同士の集まりでは、期待される話題やトーンが異なります。以下のような違いを考慮しましょう:

  • 職場の場合:目標や成果を共有し、全員が前向きな気持ちになれる内容を意識する。
  • 地域コミュニティの場合:地域活動の価値や連帯感を強調し、感謝の気持ちを込める。
  • プライベートな場の場合:親しみを感じさせるエピソードや軽いユーモアを取り入れる。

2. 「祝う」だけで終わらせない

「明けましておめでとうございます」の言葉から始まる挨拶は一般的ですが、それに続く内容が重要です。「おめでたい雰囲気」で終わらせるのではなく、新年をどう活用していくのかという「行動」や「意図」を盛り込みましょう。

  • 過去の成果や失敗を振り返り、それを糧に今年はどう進むかを述べる。
  • 抱負を個人的に述べるのではなく、聞き手に問いかける形で共感を促す。

例:「昨年は○○という挑戦を通じて大きな成長がありました。今年はさらに皆さんとともに、新たな目標を共有して進んでいきたいと思います。皆さんはどのような一年を描かれていますか?」

3. 挨拶の長さにメリハリをつける

新年会は、挨拶だけが目的ではありません。食事や歓談の時間を楽しみにしている参加者が多い場でもあります。そこで、適切な長さで的確にメッセージを伝えることが肝要です。

  • 目安の時間:3分程度(約400~500文字相当)で、簡潔にまとめる。
  • 内容の構成は「導入→エピソード→展望」の3段階に分ける。

4. ユーモアを交えつつ品位を保つ

新年会は通常、リラックスした雰囲気ですが、挨拶をする際には品位を欠かないように注意しましょう。

  • 笑いを取るための軽いエピソードを入れる。
  • ジョークが受けない場合に備え、無難な内容にとどめる。

例:「昨年、私は初めて料理に挑戦し、鍋を焦がしてしまいました。今年の目標は、『火加減を学ぶ』と同時に、仕事の火加減も適切に管理することです。」

5. 感謝の意を忘れない

新年の挨拶では、昨年の感謝を伝えることが基本です。ただし、「感謝します」という言葉だけでなく、具体的な行動や成果に結びつけて述べるとより印象的です。

  • 「昨年、○○様がご提案いただいたプロジェクトが成功しました。改めて感謝申し上げます。」
  • 「皆さんのサポートがあったおかげで、○○を実現できました。」

6. オリジナルなテーマを設定する

他者と同じような挨拶では印象に残りません。そこで、独自のテーマを設けることをお勧めします。

  • 「2025年の漢字」:今年を象徴する一文字を挨拶の中心に据える。 例:「今年の私の漢字は『挑』です。新しいプロジェクトに挑戦し続ける一年にしたいと思います。」
  • 「比喩」:個性的な比喩を使って印象的に。 例:「新しい年はまるで真っ白なキャンバスです。皆さんとともに、そこに素晴らしい絵を描きたいと思います。」

7. 非言語コミュニケーションに気を配る

話す内容だけでなく、表情や姿勢、声のトーンも重要な要素です。

  • 笑顔を絶やさず、リラックスした姿勢を保つ。
  • 声はクリアで抑揚をつけ、話にリズム感を持たせる。

8. 「サプライズ効果」を仕込む

出席者の興味を引くために、意外性のあるエピソードや発表を挨拶に取り入れるのも効果的です。

  • 新たな試みや計画を発表する。
  • 簡単なプレゼントやおみくじを配る。

9. 適切な終わり方を意識する

挨拶の締めくくりは、その後の会の雰囲気を左右します。

  • 会のテーマや目的に合わせた言葉で終える。
  • 「本年もよろしくお願いいたします」で締めるだけでなく、一歩進んだ言葉を加える。 例:「本年も、皆さんとともにこの場所で最高の一年を築いていきたいと思います。」

10. 事前リハーサルを怠らない

当日スムーズに挨拶を行うために、以下を実施しましょう。

  • 鏡の前で練習し、表情や姿勢を確認。
  • 時間を測りながら話す内容を調整する。

新年会の挨拶で成功するための心理的準備

最後に、挨拶を成功させるための心理的準備について触れます。

  • プレッシャーを受けすぎない:完璧を目指さず、伝えたいことをシンプルに。
  • 柔軟性を持つ:会の進行状況や雰囲気に応じて内容を調整する。
  • 自分らしさを大切に:誰かの真似ではなく、自分の言葉で話す。

新年会の挨拶は、単なる形式的な場ではなく、聴衆との絆を深め、新たなスタートを切るための重要な瞬間です。これらのポイントを意識することで、印象に残る挨拶を行うことができるでしょう。  


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サイト監修者

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⼩⽥ 克⽂

株式会社Plus One代表取締役・MICE&パーティーアドバイザー

《略歴》

⼭⼝県生まれ。 福岡の中村学園⼤学を卒業後に保育士や一部上場会社のグループ会社営業を経験して、ブライダル最⼤⼿の株式会社 Plan・Do・Seeに8年勤務。 福岡のリゾートホテルに4年、東京本社に2年、京都の会場に2年、法人営業の勤務をしてホテル・旅行業界・MICEのノウハウを吸収。 ⼀般宴会(同窓会・忘年会・新年会・ 送別会・歓迎会・1.5次会・結婚式二次会)MICE 案件(会議・学会パーティー・展示会・周年パーティー・インセンティブパーティー)などのセールスや現場に携わり、同社で7年トップセールスとなる。 2015年8⽉に株式会社Plus Oneを設⽴し、宴会・MICEのコンサル・セミナーをしながら、日本中のおしゃれな会場を日本中・世界中の人に紹介するため2019年9⽉に検索サイト「Speedy」をローンチ。Speedyが様々な宴会ワードで1位に表示されるノウハウを元にSEO対策ビジネスも展開中。宴会やSEOに関するBlog記事も多数作成。


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2021年4⽉ 東京都パーティーアドバイザー就任
2022年4⽉ 観光庁パーティーアドバイザー就任
2023年観光庁が管轄する観光促進の専門家に登録されました。
出典:観光庁ホームページ

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※2024年8月30日プロフィール更新

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