新年会の乾杯の挨拶が果たす役割とポイント7点!

公開日:2024.12.24 / 更新日:2024.12.26

新年会での乾杯挨拶は、単なる儀式ではなく、新たな年のスタートを祝う重要な場面です。

参加者全員が共通の目的や目標を共有し、心を一つにすることで、会の雰囲気が格段に向上します。

この記事では、他社の記事で見られない視点や実践的なアイデアを取り入れ、印象深い乾杯挨拶の作り方を解説します。

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乾杯挨拶の準備:成功の9割は事前準備

(1) 聴衆を知る

乾杯挨拶は聴衆に響く内容でなければ意味がありません。まず、聴衆の性質や期待を理解しましょう。
例えば、社内の新年会であれば親しみやすさや感謝を重視し、外部顧客向けであれば敬意とビジョンを明確にする必要があります。

(2) テーマを設定する

乾杯挨拶におけるテーマ設定は重要です。「団結」「挑戦」「感謝」など、会社やグループの状況に応じたテーマを選び、挨拶全体に一貫性を持たせます。

(3) 言葉選びのこだわり

言葉は慎重に選ぶべきです。「昨年」「今年」「未来」を軸にし、ポジティブなフレーズを中心に構成します。例えば、「未来志向」「挑戦」「成長」といった言葉を取り入れることで、前向きな雰囲気を作り出します。

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他にないストーリーテリング型の挨拶の構成

(1) 心をつかむ冒頭

ありきたりな「皆さま、明けましておめでとうございます」から脱却し、印象的な冒頭で聴衆を引き込みます。例えば、次のような導入が効果的です。

  • 「新年を迎えるたびに思い出す言葉があります。それは『千里の道も一歩から』です。」
  • 「皆さん、今日はとびきり良いニュースをお持ちしました。」

これにより、参加者の興味を引きつけることができます。

(2) 短い物語で共感を誘う

昨年の成功や挑戦を短いエピソードとして語り、今年の抱負につなげる形を取り入れます。

例:
「昨年、私たちは大きなプロジェクトに挑みました。困難も多くありましたが、皆さん一人ひとりの努力があったからこそ乗り越えられました。今年はその経験を活かし、さらなる高みを目指しましょう。」

(3) 聴衆が自分ごととして受け止めるメッセージ

物語の中に「あなたが主役だ」という要素を織り込むことで、参加者が自分の役割を再認識できます。

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ユニークなアイデアの取り入れ方

(1) 乾杯挨拶に詩やことわざを使う

新年会での挨拶に日本の伝統や文化を取り入れると、参加者に新鮮な印象を与えることができます。

  • 「松尾芭蕉の句に、『新たしき年の初めの初日にも、昨日の通り今日も行く日か』とあります。この句は、日々の継続が重要であることを示しています。」
  • 「ことわざの『虎穴に入らずんば虎子を得ず』が示すように、挑戦なくして成功はありません。」

これにより、和やかさと知的な雰囲気を同時に醸し出せます。

(2) 音楽や映像の導入

可能であれば、短い音楽や映像を乾杯挨拶の前に流すという方法も斬新です。例えば、昨年の活動を振り返る短編映像を流し、それを挨拶の導入とすることで、視覚と聴覚の両面から興味を引くことができます。

(3) ユニークな新年会挨拶の基本方針

目的を明確にする

新年会の挨拶には、3つの主な目的があります:

  1. 新年の挨拶を丁寧に行うこと。
  2. 場を和ませ、参加者の関係性を深めるきっかけを作ること。
  3. 今年の目標やテーマを簡潔に伝えること。

ユニークな挨拶にするためには、この基本目的を軸に、創意工夫を加えます。例えば、参加者全員が共感できる話題や驚きの要素を盛り込み、聴衆が「次は何を言うのだろう」と興味を持つ構成にします。

テーマを設定する

挨拶をユニークにするためにはテーマが重要です。以下のようなテーマを設定すると個性的な内容になります。

  • 感謝をユニークに表現するテーマ:「感謝と笑顔が紡ぐ一年」
  • 新しい挑戦を強調するテーマ:「未経験こそ楽しむ価値がある」
  • 遊び心を取り入れるテーマ:「人生をゲームに見立てた一年」

(4) ユニークさを引き立てるテクニック

物語形式を活用する

物語形式の挨拶は、参加者を引き込む力があります。「去年から今日まで」のエピソードを小話として語ることで、スムーズに聞き手を引きつけられます。

例:「昨年末、大掃除をしていたとき、棚の奥から忘れていた日記が出てきました。その中には『来年こそ新しい趣味を見つける』と書いてありました。笑ってしまったのは、その日記が10年前のもので、ずっと同じ目標を掲げていたことです。今年こそ、本当に実行しようと決めています!」

ユーモアを取り入れる

笑いを引き出す要素を入れると、会場全体の雰囲気が和みます。軽いジョークや自分の弱点を笑いに変えると、参加者の心が開きます。

例:「昨年、健康診断でついに医師から『運動不足ですね』と言われてしまいました。私の体は今年、新しい挑戦を求めているようです。そこで、今年の目標は『座るのを控えること』にしました!……実際にどこまでできるか、皆さんが監視役になってくださいね(笑)。」

予想外の要素を加える

聞き手が予想していない内容を取り入れると、強い印象を残せます。たとえば、突然「今年の目標」として無関係に見えるユニークな宣言をする方法です。

例:「今年の目標を一つ発表します。それは『料理を学び、究極のオムライスを作ること』です!この目標には深い理由があります……いや、特に理由はありません(笑)。でも、オムライスが完璧になったら、ぜひ皆さんにも食べていただきたいと思っています。」

(5) 挨拶の構成案

冒頭:引きつける一言

冒頭の一言で、参加者の関心を引くことが重要です。シンプルな新年の挨拶の後に、個性的な言葉を加えます。

例:「あけましておめでとうございます!皆さんは今年、新しい挑戦にどのくらいの意欲を持っていますか?私はなんと、今月から『100日間毎朝ジョギング』という挑戦を始める予定ですが、正直に言うと、まだランニングシューズを買っていません(笑)。」

中盤:テーマを具体化

中盤では、挨拶のテーマに沿った具体的な内容を述べます。昨年の振り返りや今年の目標、チームや仲間へのメッセージを含めましょう。

例:「昨年は私自身、たくさんの課題に直面しましたが、その中で一番印象に残っているのは、なんといっても初めてのキャンプ体験です。テントを立てるのに3時間かかり、食事は焦げたホットドッグだけ……でも、それが意外にも楽しくて。今年はもう少しアウトドア上手になりたいです。」

締め:ポジティブな結びの言葉

挨拶の最後には、感謝と希望を込めた言葉で締めます。

例:「最後に、今年が皆さんにとって健康で素晴らしい一年となるよう心よりお祈り申し上げます。私自身も、小さな挑戦を大切に、皆さんと一緒に成長していきたいと思っています。それでは、乾杯の準備をお願いいたします!」

(6) 会場を盛り上げるための追加アイディア

参加者を巻き込む工夫

挨拶の中で質問を投げかけたり、手を挙げてもらうなど、参加者を巻き込む仕掛けを作ります。

例:「皆さんの中で、今年初めて挑戦したいことがある人は手を挙げてください!……あれ、意外と少ないですね(笑)。ぜひ、隣の方にこっそりでもいいので、どんな挑戦をしたいか教えてあげてください。」

サプライズを用意する

新年会ならではのサプライズを取り入れると、場が盛り上がります。

例:「ここで突然ですが、私からささやかなプレゼントがあります。去年、初めて作った自家製クッキーです!味の保証はありませんが、受け取った方はぜひ感想を教えてくださいね(笑)。」

(7) 挨拶をさらに特別なものにするヒント

  1. 地域や文化を取り入れる
    参加者の背景や地元の話題を挨拶に取り入れると、親しみやすさが増します。
  2. 謎かけや俳句を使う
    ちょっとした言葉遊びを挨拶に取り入れると、記憶に残りやすくなります。

例:「新年の抱負、謎かけにします!『挑戦』とかけまして『スポーツ観戦』と解きます。その心は……どちらもワクワクが待っています!」

(8) 具体例まとめ

ユニークな新年会の挨拶のポイントを踏まえ、以下にフルバージョンの例文を作成しました。


例文: 「新年あけましておめでとうございます!今年の抱負は『心の健康第一』をテーマに掲げました。ですが、健康に良いと言われる運動を始めようとした矢先に、ジムの会員証を紛失してしまいまして……新しい年も慌て者のままでスタートしています(笑)。
昨年はさまざまな困難に直面しましたが、その中で一番印象に残っているのは、自分の限界を試すような体験ができたことです。今年はもっと自分を挑戦に向かわせ、そして笑顔で乗り越えられる年にしたいです。
最後になりますが、皆さまの健康と成功を祈りつつ、この場で一緒に新しい年を迎えられることを本当に嬉しく思います。それでは、乾杯!よろしくお願いいたします。」


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感動を呼ぶ具体的なメッセージ

(1) 未来を描くビジョン

「今年1年を通して達成したい目標」と「その先に見える未来」を具体的に語ります。

例:
「2024年は、私たちの事業が次のステージに進む重要な年です。これまで培った信頼を基に、新たなマーケットへの挑戦を始めます。この挑戦が実を結ぶとき、私たちは一層の成長を遂げるでしょう。」

(2) 仲間への感謝と期待

乾杯挨拶では「感謝」を明確に伝えることが大切です。その際、一般的な「ありがとうございます」だけではなく、具体的な行動や成果に触れると、より心に響きます。

例:
「昨年の営業部の活躍には特に感謝しています。新たなクライアントの獲得に尽力し、会社全体を支えてくれました。今年もそのパワーを存分に発揮してください。」

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締めくくりで心を一つに

(1) 全員が声を揃えるキャッチフレーズ

最後に全員で声を揃えるキャッチフレーズを提案します。これにより、場が一気に盛り上がります。

例:

  • 「それでは今年も、一致団結して前進しましょう!乾杯!」
  • 「2024年も全力で挑戦!乾杯!」

(2) 明確で力強い乾杯の声掛け

挨拶の終わりには、「グラスをお持ちください」という具体的な指示を入れることで、参加者全員がタイミングを合わせやすくなります。

新しい挑戦:AIやDXを意識した挨拶

(1) 時代を意識したメッセージ

デジタル化やAIの進展が進む現代を踏まえた言葉を取り入れると、時代に即した挨拶になります。

例:
「2024年は、AIとDX(デジタルトランスフォーメーション)の波に乗る年です。この波を活かし、私たちが進化を続ける一年にしましょう。」

(2) 技術と人間性の融合

ただ技術的な話に終始せず、人間らしさやチームワークの大切さを強調するのもポイントです。

例:
「技術が進化しても、それを活かすのは私たち人間の力です。今年もお互いを支え合い、力を合わせて前進していきましょう。」

外部向け乾杯挨拶の特別な工夫

外部向けの新年会では、特に感謝の念と未来志向を意識します。挨拶は次のように構成します。

  • 「昨年のご支援に心より感謝申し上げます。」
  • 「今年も貴社と共にさらなる成長を目指します。」
  • 「皆さまのご多幸とご繁栄をお祈りしつつ、乾杯!」

まとめ:心に残る乾杯挨拶を目指して

新年会の乾杯挨拶は、準備次第で驚くほど印象的なものになります。他社の記事にないアイデアや手法を取り入れ、今年の新年会を特別なものにしましょう。ぜひ今回のポイントを参考に、心に響く挨拶を作り上げてください。

 

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サイト監修者

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⼩⽥ 克⽂

株式会社Plus One代表取締役・MICE&パーティーアドバイザー

《略歴》

⼭⼝県生まれ。 福岡の中村学園⼤学を卒業後に保育士や一部上場会社のグループ会社営業を経験して、ブライダル最⼤⼿の株式会社 Plan・Do・Seeに8年勤務。 福岡のリゾートホテルに4年、東京本社に2年、京都の会場に2年、法人営業の勤務をしてホテル・旅行業界・MICEのノウハウを吸収。 ⼀般宴会(同窓会・忘年会・新年会・ 送別会・歓迎会・1.5次会・結婚式二次会)MICE 案件(会議・学会パーティー・展示会・周年パーティー・インセンティブパーティー)などのセールスや現場に携わり、同社で7年トップセールスとなる。 2015年8⽉に株式会社Plus Oneを設⽴し、宴会・MICEのコンサル・セミナーをしながら、日本中のおしゃれな会場を日本中・世界中の人に紹介するため2019年9⽉に検索サイト「Speedy」をローンチ。Speedyが様々な宴会ワードで1位に表示されるノウハウを元にSEO対策ビジネスも展開中。宴会やSEOに関するBlog記事も多数作成。


著者SNS:Instagram Facebook YouTube
2021年4⽉ 東京都パーティーアドバイザー就任
2022年4⽉ 観光庁パーティーアドバイザー就任
2023年観光庁が管轄する観光促進の専門家に登録されました。
出典:観光庁ホームページ

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※2024年8月30日プロフィール更新

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